1960年代:サーキットで向かうところ敵なしの大活躍
モータースポーツの成功に酔う味をしめたBMCから、さらにエキサイティングなMini Cooperの開発依頼が届く。
パワーアップしたエンジン、強力なブレーキ、ワイド・ホイールを装備したMini Cooper Sは、1964年から1967年にかけて、ラリーの舞台で一大旋風を巻き起こす。ブリティッシュ・サルーン・カー選手権を4度戦い、3度の優勝を果たしたのだ。
その皮切りは、1964年のパディ・ホプカークである。続く1965年はティモ・マキネンが表彰台の最高位に昇り、1967年には「フライング・フィン(空飛ぶフィンランド人)」と称えられたラウノ・アルトネンが続く。それだけでなく、1966年の首を傾げたくなるような審判団の判定がなければ、Mini Cooper Sは4年連続優勝を飾ったはずである。
この年のレースで、Miniのチームは1位から3位までを独占する圧勝ぶりを見せたが、ヘッドライトが規定違反とみなされ、全車失格という判断が下されたのだ。