MINI LIVING: URBAN CABIN.

MINI LIVING:URBAN CABIN

極小空間を誰よりも豊かに暮らすためのヒントとは。

MINI が世界各都市で新しい住まいのあり方を提案するアーバン・キャビン。その最新作が、北京に出現!設計を担当した地元建築家の孫大勇(スン・ダヨン)に話を聞きました。

MINI LIVINGは「空間の創造的利用」をテーマに、MINI が世界各地で展開するプロジェクト。

空間の可能性を様々な場で提示してきた。2017年にはさらにアーバン・キャビンと名づけた新プロジェクトを始動。

その土地の建築家と協働し、その地にふさわしい住まい方を提案する試みだ。

ロンドン、NYに続き、今秋には北京で第3弾を実現。

中国で初開催された『HOUSE VISION』にそのパビリオンが登場した。

地元の建築家として選ばれたのは、30代の孫大勇(スン・ダヨン)。

北京とウィーンに事務所を構え、国際的なセンスと環境保護への姿勢が注目される新鋭だ。

プロジェクト参加にあたり、テーマに据えたのは、北京旧市街の住まいの文化の「反射」だという。

 

「物理的側面と精神的側面からの〝反射〞を試みました。小屋の天窓にはアクリル板を貼って旧市街の周囲の景色が反射するように。

またブランコには、私の世代が共通に持つ幼少期の体験がよみがえり、心に様々な思いが〝反射〞するように」。

 

そんな仕掛けにより空間の内外、心の過去と未来がつながり、豊かな体験ができる15㎡の空間が生まれた。

さらに仕切りの壁もテーブルもベッドも可動性抜群、戸外にも出せる作りにした。

こうすることで住む人と自然との対話を重視。仕切りの壁を動かせるようにすることで、住人の成長に応じて姿を変える生き物のような住まいを提案している。

 

「堅牢不変でなく、姿を変える建築こそ環境への負荷を減らす未来の建築なのではないでしょうか」と孫は語る。

今後の夢はこんな小空間を一つのモジュールとし、工場生産していくこと。

 

「3Dプリンターやロボットなど先端技術が発展した今こそ、モジュール住宅の可能性がある。

品質管理された工場で生産し現地で組み立て、不要になったら解体してまた別の住人のために運び再利用する。

それは環境保護に貢献できるはず」と言う。

 

実は2019年には、MINI が上海で初の住空間をオープンさせることも発表されている。

ダイナミックなアイデアを持つ孫のような建築家と企業が揃い、動きの早い中国。

画期的な住まいがここから生まれる可能性も大いにありそうだ。

MINI LIVING ~URBAN CABIN~

 

1. 自然光あふれるコージーなバスルーム

ポリカーボネートの天井から自然光が豊かに入り、小さくても気持ちのよいシンプルなバスルーム。有孔ボードを使用した側壁には棚などを自分好みに取り付けることができる。

2. 壁兼テーブルで敷地を最大活用

タテにすると壁に、ヨコにするとテーブルになる仕組み。しかも室内からも外からも使用可能。屋内外を緩やかにつなぎながら、狭い敷地を有効に使うことを意図した。

 

3. 昼間は外で使用可。革新的なベッド

下に敷かれたレールによって、外に出しても使えるベッド。自然光のもとで昼寝や読書をするもよし、ソファ代わりにみんなで腰かけて日光浴するもよしだ。

4. 来場者に大人気だった白いブランコ

見上げると天窓に貼られたアクリル板に周囲の景色が映りこみ万華鏡を覗くよう。これは孫の幼い頃の体験が元になっている。リラックスして腰かければ創造力が刺激される。

MINI LIVING ~URBAN CABIN~