MINI

CORPORATE COMMUNICATIONS

2018/11/22

MINI FASHIONとTHE WOOLMARK COMPANYとのコラボレーション・アイテムを日本で初展示

  • 共通する哲学を持つザ・ウールマーク・カンパニーとMINIのコラボレーションが実現。
  • MINI FASHIONのコラボレーション・アイテムを初めて日本で展示。
  • TRUNK(HOTEL)にて11月30日-12月7日まで展示。
  • オンラインにて12月まで数量限定で、販売。

ビー・エム・ダブリュー株式会社(代表取締役社長: ペーター・クロンシュナーブル)は、MINI がグローバルで展開してきたザ・ウールマーク・カンパニーとのコラボレーション・プロジェクト「MINI FASHION FIELD NOTESカプセル・コレクション」を本年11月30日から12月7日までTRUNK(HOTEL)にて展示する。

 

日本では初めての展示となる今回の限定コレクションは、クルマの枠にとらわれることなく都市におけるライフスタイルを提案する「MINI」と、ウールのグローバル・オーソリティーでありながら若手デザイナーの育成・サポートにも力をいれている「The Woolmark Company」の共通する哲学である、品質に対する研ぎ澄まされた感覚と、従来の常識を問い直す挑戦によって実現した。

 

今回展示されるコレクションは、「旅」を単なる物理的な境界を越える移動としてとらえるだけでなく、感情や文化、物の見方などの境界が揺れ動く個々の経験ととらえ、「アーバン・トラベラー」をテーマにしている。そして、ザ・ウールマーク・カンパニーは、世界中のコネクションからテーマに最もふさわしい4組の新進デザイナーを選出した。

 

4回目となるMINI FASHIONカプセル・コレクション「FIELD NOTES」は、MINIブランドの開放的でポジティブなイメージと、暖かみのあるメリノウールを使用することで、より上質な作品となった。同コレクションは、2018年6月12日-15日にイタリア・フィレンツェで開催されたピッティ・ウォモ94で展示を皮切りに、数量限定ながら今秋以降、オンライン限定で販売されている。上質なメリノウールを使用し、デザイナー個々の旅での想いや経験を集約したファッション作品は、「アーバン・トラベラー」を刺激する唯一無二の作品となっている。

 

オンラインショップ:https://mini.highsnobiety.com/

展示概要

開催日:2018年11月30日(金)~7日(金)

開催場所:TRUNK(HOTEL) 1F

 

MINI FASHION とは

1959 年に深刻な燃料不足という社会問題の解決策として考案され、最小限のスペースで最大限の体験を提供する「空間の創造的利用」という信念を持った小さなクルマ、「mini」が誕生した。それは、社会問題の解決に留まらず、当時の若者の間でデザイン・アイコンとなり、外観や直感的な走行性、人々に与える親近感が相まって、非常に人間的な魅力を持ったモデルとなった。そして、信念を大切に発展させながら成長し、2001 年からはBMW グループのブランドとして新たな「MINI」となり、クルマの枠にとらわれず、創造性を駆使して都市の課題に挑戦してきた。今日、人々の生活に最も大切なものは何か、彼らに何が重要となるかという視点の元、建築、ファッション、デザインという都市生活にとって重要な分野に深く関わるようになった。MINI FASHION は、都市で自由に働きノマド的なライフスタイルを送る人々が、個性とスタイルをあらゆるシーンで象徴でき、機能性も兼ね備えたファッションを提案している。

 

ザ ウールマークカンパニーとは

ザ・ウールマーク・カンパニーはウールのグローバル・オーソリティーであり、テキスタイル・ファッション業界を網羅した国際的かつ膨大なネットワークを通じてオーストラリア産メリノウールの研究・開発及びマーケティング活動を行う、非営利法人オーストラリアン・ウール・イノベーション(AWI)の子会社である。ウールマークのロゴは世界が認めるテキスタイルブランドであり、高品質を示している。

 

アーバン・トラベラーの精神を宿した表現豊かなファッション・アイテム

MINI FASHION FIELD NOTESカプセル・コレクションのデザインを担当するリアム・ホッジス(英国)、スタッフオンリー(中国)、PH5(米国)、リケ・フォイヤシュタイン(ドイツ)は、ファッション界で最も注目される新人デザイナーたちである。そのほとんどが、新進ファッション・デザイナーのための世界で最も権威ある「International Woolmark Prize(インターナショナル・ウールマーク・プライズ)」の受賞者である。最新のカプセル・コレクションの製品には、ホッジス、スタッフオンリー、PH5、フォイヤシュタインらの旅の特別な経験が、色、形、素材の組み合わせによって反映されている。その際、主な素材であるウールは、現代的かつ革新的な方法で使用されている。

 

デザイナー概要
リアム・ホッジス(Liam Hodges)、英国

ロンドンを拠点に活動しているデザイナーのリアム・ホッジス。彼の作品は、最新のサブカルチャー、ヒップホップ・スケーターウェア、UKストリートウェア、ポストパンクから強い影響を受けており、これはインパクトのある多層的な表現につながっている。彼がテーマにしたのは、ニューヨーク市との出会いである。「子供の頃、両親と一緒に初めてニューヨーク市に滞在したときには、マンハッタンしか知りませんでした。そこで、大人になって2回目に訪れた際には、絶対にブルックリンやその他周辺の地区を探検したいと思いました。何もかもが目新しくて刺激的だったにもかかわらず、前に自分がそこにいたことがあったような感じがしました。まるでデジャヴです。それは、気味の悪いほどでした」。

新しいけど馴染みがあるというのは、MINI FASHIONの彼のデザインも同様であり、ジーンズ、ジーンズ・ジャケット、長袖シャツなどのクラシック・アイテムにウール、特にウールデニムを使用することでまったく新しい印象が与えられている。6つのアイテムで構成される彼のルックには、古典的なプリンスオブウェールズ・チェックの防水性不織ウール地でできたカーコート、バケットハット、トラベルポーチが含まれる。

 

スタッフオンリー(Staffonly)、中国

上海を拠点に2015年に周師墨(Shimo Zhou)と温雅(Une Yea)の2人で立ち上げたブランド。ユニークでまるで彫刻のようなシルエットが印象深い彼女たちのデザインからは、好奇心、ユーモアのセンス、そして、境界を突き破って未知の世界を探る勇気もにじみ出ている。まさに、MINI FASHIONが意図するものと同じである。彼女たちがテーマにしたのは、英国のグリニッジ・パークである。そこは、2人の女性デザイナーがロンドンで学生時代を過ごしたときに安らぎを得た場所で、「グリニッジは時間の発祥地です。とても牧歌的な、まるで魔法のような場所で、ロンドンの素晴らしい眺望が味わえます。ふと思いついて、街から逃げ出すには最高のところです。緑の色、刈りたての草の香り、アールグレイ・ティーとスコーンは、私たちがそこで過ごした特別な時間を思い出させます」。

グリニッジ・パークのみずみずしい芝生の緑は、限定コレクション向けデザインのメインテーマ・カラーになった。また、公園に引かれたグリニッジ子午線のラインは、MINIのエンジン・フードのデコレーション・ストライプを連想させる。この両方のエレメントが、彼女たちのルックのコート、シャツ、パッチワーク・ジーンズの結合モチーフとなっている。特別なハイライトは、使い勝手の良いトラベルバッグである。ガーメントバッグとしても使用できるため、これは「アーバン・トラベラー」向けの完璧なアクセサリとなる。

PH5 、米国

ニューヨークを拠点に2014年に大手ニットウェア会社令嬢のウェイ・リン(Wei Lin)と受賞デザイナーのミジヤ・ツァンジン(Mijia Zhangin)が立ち上げたブランド。PH5は、進歩的で現代的なニットウェアを特徴としている。PH5はニットウェアの限界を、新しさと遊び心で飛び越えようとしている。

彼女らがテーマにしたのは、マイアミビーチのアールデコ歴史地区からアイデアを得ている。「息をのむほど美しい建物を初めて見たとき、特別な、少し不思議な気持ちになりました。とても興奮したと同時に、穏やかで控え目な感覚がありました。アールデコは、私に多大な影響を与えたデザイン運動です。構造や質感の仕上げや設計がユニークなだけでなく、その色や装飾的な模様も私がデザインを決定する多くの場合に、ひらめきを与えてくれました」。このよ

うに、PH5のデザイン背景についてミジヤ・ツァンジンは説明する。まさにこのパステルカラーと技術的・デザイン的な特長の組み合わせが、MINIとPH5のロゴが付いたジャカード織のウール・セーター、袖なしのニット・ジャンプスーツ、そして、トラベルラグとしても使用できる手編みのショールにも見られる。

リケ・フォイヤシュタイン(Rike Feurstein)、ドイツ

ベルリンを拠点にリケ・フォイヤシュタインがデザインする帽子ブランド。ほとんど見られなくなった帽子屋の職人技に深く根差しつつ、一部はアバンギャルドなフォルムでスカルプチュアルな帽子や洋服を彼女は作り出している。画家の鋭い目でリケ・フォイヤシュタインは思いがけない色の組み合わせを実験し、新しい表面構造を開発し、シュールレアリズムのデザイン・エレメントを駆使している。

彼女はテーマにしたロシア旅行、具体的には、伝説的な「琥珀の間」があったサンクト・ペテルブルク近郊のエカテリーナ宮殿から3つの作品を作った。

「コレクションのデザインの中で、私は100年以上前のロシア革命時代の形式上の美学に思いをはせました。このデザインには、革命前後のエレメントと私の最新のフェルト帽子の現代的な美が融合されています。エカテリーナ宮殿の豪華な琥珀(ニュースボーイ・キャップ)、ガーネット(山高帽子)、エメラルド(モダン・ベースキャップ)など、宝石の色をカラースキームに使用しました」。